Windows バックアップで何が戻る?新しいPCに引き継げるものと個別の確認
ファイル、アプリ、Windows設定、Edgeでは、戻り方が違います。自動で戻る範囲と自分で確認する項目を分け、古いPCを消す前に使えるか確かめます。
この記事の目次
Windows バックアップは、PC丸ごとのコピーではない
Windows バックアップで引き継ぐのは、選んだフォルダーのファイル、使っていたアプリの一覧、対応するWindows設定です。MicrosoftアカウントとOneDriveを使う仕組みで、今のPCを丸ごと新しいPCにコピーする機能ではありません。
ファイルはOneDriveへ同期しますが、アプリは基本的に入れ直します。アプリ内のデータやライセンス、PC内だけのメール、ゲームのセーブやMODは自動で戻るとは限りません。古いPCを消す前に、それぞれ別に確認します。
ファイル・アプリ・設定で、戻り方は違う
| 項目 | 新しいPCでの戻り方 | 古いPCで確認すること |
|---|---|---|
| デスクトップ・ドキュメント・画像など | 選択したフォルダーをOneDriveから利用 | 同期対象、容量、Web版で開けるか |
| Microsoft Storeのアプリ | アプリのピンから再インストール | 必要なアプリ名とサインイン先 |
| Store以外のアプリ | 案内先からインストーラーを再取得 | 公式の入手先、ライセンス、設定の書き出し |
| Windowsの設定 | 対応している設定だけ復元 | 設定カタログにない項目は控える |
| Microsoft Edge | Edgeへサインインして同期 | 同期が有効か、必要な項目が選ばれているか |
「アプリを記憶する」と表示されても、アプリ本体やその中のデータをすべて保存する意味ではありません。Microsoft公式では、インストール済みアプリの一覧を記憶し、新しいPCではStoreまたはWebから再インストールする流れになっています。
古いPCで見ておく5つのこと
- 1Windows バックアップの状態を見るスタートからWindows バックアップを開き、フォルダー・アプリ・設定の各項目が希望どおりか確認します。
- 2OneDriveのWeb版で代表ファイルを開く写真、書類、作業ファイルを数点開きます。PC内だけにあるファイルは別の保存先へ複製します。
- 3アプリとライセンスを一覧にするStore以外のアプリ、有料ソフト、周辺機器ソフトは、公式の入手先と再認証方法を確認します。
- 4ブラウザー・メール・ゲームを分けて確認する各サービスの同期だけで足りるか、ローカル保存データや設定の書き出しが必要かを見ます。
- 5別の保存先から1ファイルを戻すOneDriveまたは外付けドライブから確認用フォルダーへ戻し、実際に開けることを確かめます。
会社や学校のアカウントは、個人用Microsoftアカウントと同じ動作とは限りません。管理されているPCでは、移行や初期化を自分で始める前に管理者へ確認してください。
古いPCを消してよいか
必要なファイルを開ける、アプリへ再サインインできる、メールとブラウザーを使える、周辺機器が動く、別の保存先から戻せる。この5点を確認するまで古いPCを初期化しません。
Windows バックアップは移行を助ける仕組みで、世代管理された完全なバックアップやSSDのクローンとは役割が違います。何を保存すればよいか迷ったらWindows 11のバックアップ方法の選び方で確認してください。
PC移行チェックリストでは、ファイル以外の確認も12項目で進められます。
確認に使った公式情報
- Microsoft:Windows バックアップを使用したバックアップと復元OneDriveのフォルダー同期、アプリの再インストール、設定の復元、新PCセットアップ時の条件を確認しました。
- Microsoft:Windows バックアップ設定カタログ記憶されるアプリ一覧、Windows設定、Wi-Fiプロファイルなどの対象範囲を確認しました。
- Microsoft:Windowsでのバックアップ、復元、回復のオプションWindows バックアップ、ファイル履歴、システム回復の役割の違いを確認しました。
公式情報の確認日は2026年9月22日です。機種ごとの操作や仕様は、使っている機器とOSの公式案内を確認してください。